パターンA

*パターンA(脱線編)

J : あ、すみません、今日、初めてお話させていただいてて、ボク、今日はたまたまこんなフレンドリーにお話してしまってるんですが、わりと人見知りなんで、ちゃんとしゃべれないことも多いんですよぉ~。こんだけ喋ってて「え~!」なんて言われたりもするんですが、
E : え~!
J :。。。
E : でも、、、ちょっと待ってください、これって、、もしや、お悩み相談コーナーみたいになったりしてます?
J :「え?違うんですか?」
E : (...仕方ない!)「そなたの悩みをなんでも打ち明けたまえ」
(なんで仕事の依頼のお話だったのに、突然に相談係になってしまったんだろう。。。ま、いいや)
J :あ、ボク、フォトグラファーという仕事でありながら基本人見知りで会話がうまくできないんです。でもその一般的な会話のうまくできない具合がパズルのようにうまくハマっちゃう人がいたりするんですが、そうするとすごい会話がはずんで、もう何年も前から知っているような。。。そんな感じなので、始めて会った人やいろんな人とうまくお話できるようになるにはどうしたらよいですか?
E : 「はい、お答えしましょう〜...”自分でお考えなさい”
J :う!地味ながら突然の突き放し!うっかり甘えてしまった自分を今反省しております。で?なんの打ち合わせでしたっけ?
E : そうですそうです!どんな種類の仕事をメインにお受けしてるのかなって。。
J :ああ。そうでしたね~、では、まずは呼吸を落ち着かせ、、その大きな扉をゆっくりと開けてみましょう。。。
E : い、いや、そ、そんな大げさじゃなくても、、、
J :扉は開けるものです。パンドラの箱も開けちゃうでしょ?、どうでもいいことなんですけど、ボクね、パソコンのデスクトップに「パンドラの箱」っていうフォルダつくってるんですよ、みんな開けちゃうんですよ(笑)
E : 笑ってていいんですか?開けられちゃってるんですよ!っていうか、本当にどうでもいいことですね~笑
J :そうなんです、「ハンドラの箱」なんて書いてありゃ、開けちゃうもんです。人間の自然の行動ですねw
E : ちなみに、そのパンドラの箱には何がはいってるんですか?
J :言わない、、、だってパンドラの箱ですから。ご自分で開けてみたりします??
E : (え~面倒くさいなぁ)今は遠慮しておきますねw
J :では次回!
E : ええ是非!(次回は開けなければいけないのかしら、、、よくわからない展開になってしまったじゃないか!)
J :で、何の話でしたっけ?
E : え?あ、そうでした!どんな種類の仕事をメインにお受けしてるのかって話です。
J :あ~、そうでしたそうでした、では、その大きな扉とやらを開けてしまいますかな?
E : いや、ちょろっと簡単に、、、
J :はい、では、その大きな扉を、ちょろっと簡単に開けてみせましょうぅぅぅ~、
E : いや、話の方を簡単に、、ひとつよろしくお願いします、、、
J :では、話の前にひとつだけ。お腹は空いていないかな?
E : す!空いています!え!わかります?今日、朝早かったもんで、今、実は限界を超えています。
J :限界を超えてると言えば、北の国からのワンシーンで草太(岩城滉一)が五郎(田中邦衛)の容姿のことを人から聞かれ、「人間の限界を超えている」という説明をするシーンがあったね~
E : すみません、よくわからないんですねど、、、
J :え!北の国からを観てない?それは番組がダメってこと?倉本聡がだめってこと?
E : いや、別にダメじゃいです、ただ観ていなかったと。。。
J :ん、じゃあ、DVDを貸してあげるね。全編。しかも、撮影風景やキャストが他番組に出演したものとかもね。お宝もんだよ!観終わったら売り飛ばしたりしないでちゃんと返してくださいねw
E : う、売り飛ばすだなんて、そんなことしたこともないですよ~、(なんでそっちにいっちゃうかなぁ~)
J :ん!安心した!大人になってから観る「北の肉から」は最高だからね。
E : ?
J :お~お腹空いてたもんだからうっかり間違えちゃったよ、申し訳ないです。ということでランチは肉ということで異論はないかな?
E : いいですね~!!グラム1円計算の立ち食いステーキでもいきますか?
J :それって...、いきなり~?
E : ステーキ!!パンパカパ〜ン!!へいっらっしゃい〜!!
J :ノリノリのとこ悪いんですが、白いシャツ着てるのに大丈夫なんですか?
E : ナポリタンと鉄板じゅーじゅー系は、跳ねないように食べるのもテクニックですから!こだわりのテクニックです!
J :おし!じゃあ、オレも白いシャツに着替えてきます!
E : いや、わざわざ着替えなくても。。。でも、ステーキなんか食べながらの、これがいわゆるランチミーティングってやつですね!
J :いや、ランチはランチ、ミーティングはミーティング!それぞれに集中しようとあんなに約束しあったじゃないですか~
E : へ?約束??...は、はい...けじめは大切です。。。
J :でも、そもそも何のミーティングでしたっけ?
E : あ、はい、、どんな種類の仕事をメインにお受けしてるのかって話です。
J :そうけそうけ!ほなとりあえず食べながら話そっか~
E : え~!食べるのに集中しようってさっき、、、、ケ・ジ・メ・なんですよね?
J :まぁ、そこまで言うのなら仕方ない!そうしましょ!
E : え。。。ちなみにステーキっていえば、他はどこら辺いくんですか?
J :やっぱリベラでしょ!
E : お!即答ですね、どうしてですか?
J :だって、、、ス・テ・キでしょ。。。
E : 。。。
J :なんですか!じゃぁ、どんな答えを期待したんですか!
E : 別に期待とかじゃなくて、マジメにステーキの美味しい店をききたかっただけなんですよ~。。。
J :なるほど、まともなやりとりというヤツだな?こりゃ失礼。。。じゃあ、別の質問にしてくださいよ
E : 例えば?
J :例えば、、、銀座とかで他によく行く店なんかあったりするんですか?とかね
E : 、、、じゃあ、それでいいですよ。。。
J :え?銀座で他によく行く店ですか?、、、困った質問だなぁ〜、もう。じゃ、いきなりステーキ?
E : だからそれ、今いるとこです!他に!
J :こわいなぁ~、グルガオン?ドミニカ?辛いライス?
E : カレーばっかりですよ!
J :カレー、時々ジャポネのナポリタン、一時チャイムのステーキにガーリックライス、所により天龍の餃子、、、
E : あるじゃないっすか~、ちなみにカレーすきなんですね?
J :あれ!それ、聞いちゃいます?でも、君には、カレー=インドって思いがある!ボクにはわかる!なので変化球というこうじゃないか、
E : 変化球いりません、、、
J :はい、もう投げちゃいました!グリーンカレーといえば?
E : あ!タイ!タイ料理ですか!
J :いかにも!ボクにタイのコトを聞かずして何を聞くというのだ!
E : そういえば、、グリーンカレーとイエローカレーとレッドカレーって何が違うんですか?
J :それはタイ人にきいてくださいカップ!それ以外のコトは「インスタントチェンマイ人」というリトルプレスを読んでくださいチャオ
E : でも、あれってチェンマイのことだけですよね、しかも冷静に見ると役立つ情報が何も載ってないですよ。。。
J :それでも読んでしまったわけだね?どうやらボクの勝ちのようだね。全てをマイペンライという言葉で心広く受け止めるんだ!
E : それ、マイペンライの使い方がなんか違うとおもいます、カー!
J :ま!ステーキ食べながらタイ料理の話ってのもなんだし、、、
E : そうですね、ステーキに集中しましょうかw

、、、、ということで、お互いに無言でステーキに集中しておいしく食べて解散、打ち合わせ終了!終わりよければ全てよし。チーン。